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今度こそ最後の紅葉 その1
2009/11/23(Mon)
紅葉チェイサーな夫、今度は京都へ観に行きたいと言い出した。
「永観堂、行ったことないんだよね〜」
おやそうだっけ。じゃあ行きましょうか。

家を出たのは朝6時半。
なんとなれば、これくらい早く行かないとこの時期の京都は大混雑で
にっちもさっちもいかなくなるからだ。
高速も街中の道路もべったり混んで、身動きが取れなくなる。
駐車場も満杯で、入庫できる頃には夕方だ。

091123-1.jpgで、いつもの岡崎の市営駐車場に滑り込んだのが8時頃。
そこから徒歩20分くらいで永観堂にたどり着ける。
開門は9時だというのにすでに門前には人がいっぱいで、
バスで連れてこられたと思しき団体客は、門前で紅葉を拝むだけで
どこかにまた連れて行かれていた。
…そーゆーツアー仕様らしい(笑)


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まもっとも、この通り門前からでも充分に美しいので
時間がないとか、高い入園料払う気がないとかでも
ここでかなり紅葉を堪能できることは確か。
すでに三脚構えて撮る気満々のデジイチオヤジたちがたかっている。


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開門を待つ人々の列。入園料はなんと千円也。
高ぇ。でも入る。


列に並んでいたら、アメリカ系中国人(中国系アメリカ人?)と思しき女性が
「入場料、五千円?」と隣のオジサンに訊いていた。
オジサン、英語がわからなかったらしく戸惑っていたので、
「いいえ、千円ですよ」とつい横から口出した。
「あぁびっくりした。彼(くだんのオジサン)が五千円札を持ってるからそうなのかと思って」
と胸をなで下ろす彼女。
「…五千円だったらワタシ入れません…(-_-;) 」と返すと、大笑いされた。


091123-4.jpg永観堂は聖衆来迎山無量寿院禅林寺
というのが本名(笑)の、浄土宗の寺である。
古刹なのでてっきり真言宗かと思いこんでいたのだが、
確かにもともとは真言密教の寺だったそうな。
いろいろの経緯の後、鎌倉期に浄土宗の寺になった。
第七世法主永観(ようかん)律師にちなみ永観堂(えいかんどう)と通称されている。


方丈や本堂などの建物内部は無論撮影禁止。
建物から外を撮るのはいいようで、紅葉を見上げて撮る人も多かった。
名高い見返り観音はしっかり見てきた(笑)

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散り敷く葉も水面に映る紅も朱も黄も緑も、
見上げる東山の木々も実に美しい。
元は藤原北家の一人で書家として名を馳せた
藤原関雄の邸宅跡だったらしい。


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御影堂から見上げた多宝塔。
…さすがにもう昇る元気もなく、見上げるだけで済ませちゃった。
銀杏の散り敷いく絨毯に赤い楓が映える。


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与謝野晶子の歌碑。
「秋を三人椎の実なげし鯉やいづこ池の朝かぜ手と手つめたき」
…うーん、ナニかこう、切なさカンジさせますね。


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こちらは昭和天皇の御製
「夏たけてほりのはちすの花見つつほとけのおしえ思う朝かな」
晶子とは対照的に、清々しいものを感じさせるお歌ですな。
「の」「能(変体仮名)」「乃」と、「の」の字が
三種類使われていることにお気づきだろうか。
そのことに昭和天皇は意味を込められたのかもしれないが、
"月影のいたらぬ里"に住むワタクシには、残念ながら読み解けない。



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歩き疲れて喉も渇いた。池の前にある茶店で一休みすることに。
みたらし団子3本にお茶2つがついて600円と手頃なのはいいが、
お茶っ葉入ってないんですよこれ(-_-;)
以前ワタシがお友達と来た時は、寺で買われている鴨がこのあたりを徘徊しまくっていたのに
今日はどこにも見あたらず、夫ガッカリ。


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これまた以前来た時にも見た、永観堂幼稚園の園バス。
相変わらずキューピーが張り付けになっている。
…よくもげないな、これ…。


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紅葉の永観堂を堪能して出てきても、まだ10時。
このまま歩いて、お隣の南禅寺へ向かうことにした。
千円払わなくても、延々続く植え込みの紅葉も美しいではありませぬか〜。
でも一方通行の細い道を歩く観光客を縫って車がバンバン通っていくので
危なっかしくて仕方ないのだ。


さて続きはまた後日。


(続く)



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