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2011-03

英国王のスピーチ - 2011.03.05 Sat

観たい映画が目白押し、というシーズンは
実はそうないんですけど。
今春から初夏にかけてははすごいです。
『ツーリスト』、『ナルニア国物語3』、『阪急電車』、
『ブラック・スワン』、
そしてこの『英国王のスピーチ』。
手始めに王様のお話を伺って参りました。


いやもう、素晴らしかった。
大作でもなければ、スペクタクル巨編でもない。
それでもたっぷりと楽しめた二時間だった。

主人公はジョージ5世の次男アルバート王子、
のちにジョージ6世として兄エドワード8世の後継となる人物である。
…そこのお嬢さん。
「王子」と聞いて彼の曾孫ウィリアム王子のような
ブロンドの王子様(ハゲてるけど)を想像してはいけません。
彼の父を見よ。還暦を超えていまだ「王子様(皇太子)」なのだから。
いずれにせよ、我らがアルバート王子がこの映画に登場した時、既に彼は30歳である。

アルバートは吃音症、いわゆるどもり癖に悩まされていた。
王族としてこなさねばならないスピーチのみならず、
妻や子供たち以外の前では言葉がスムーズに出てこない。
子供の頃にナース(乳母)から受けた虐待や、厳しい父王のしつけが原因なのだが、
アルバート自身はそれを押し隠し、日々悩まされているだけだった。

見かねた妻のエリザベス妃が探し出してきたのは、
ライオネル・ローグというオーストラリア出身の言語聴覚士だった。
彼は王子に「友人として対等に接すること」を要求し、
そうした扱いになれていないアルバートを困惑させ、苛立たせる。
しかしやがて彼らの間には信頼関係が成立し、
徐々にアルバートは言葉の障害を克服していく…という筋立て。

こうした彼の成長に、第二次大戦前夜という時代背景が加味されて
なんとも味わいのある作品になっている。


このイギリス映画のもうひとつの味わいは、そのキャスティングにある。
主役のコリン・ファースは主として舞台で活躍してきた俳優で、
アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を受賞して
一気に知名度が上がった感があるが、
脇役がイギリス映画界の名優たちで占められているのだ。

言語聴覚士ローグは、あれですよ、海賊バルボッサのジェフリー・ラッシュ!
最初、あれこの人絶対知ってる、誰だっけ誰だっけ…と思っていたら
特徴的な鼻でわかった、という(爆)
また良い味出してるんですよねぇこの方が。
ローグは英国上流社会からは、オーストラリア出身であることを侮られるんですが、
ラッシュ自身もオーストラリア人なんだそうで。
ワタシにはイギリス英語とオーストラリア英語の違いは、
あからさまならわかるけど、微妙な部分は判りづらいんですけどね。

アルバートの妻エリザベス妃…つまり後のエリザベス皇太后を演じたのは
ハリポタのベラトリックス・レストレンジ、
スウィーニー・トッドでのミセス・ラヴェット、
アリス・イン・ワンダーランドの赤の女王(秀逸だ!)
チャーリーとチョコレート工場のママなどで
七変化(笑)っぷりを誇るヘレナ・ボナム・カーター。
いやワタシこの人好きでね~。いかにもな演技にいつも
つい嬉しくなっちゃうんですよ。
ジョニー・デップと共にティム・バートン作品が多いのは、
バートン監督のパートナーだからだそうで。

チャーチルを演じたのは、ハリポタのワームテール、
ラスト・サムライの写真家グレアム役で印象が残る
ティモシー・スポール。
見た瞬間に「彼だ!」とわかる役者さんってのもすごいですが(笑)
いかにもイギリス舞台俳優って感じですが、
ロイヤル・シェイクスピアの出身だそうです。

あとやっぱりマイケル・ガンボンかなぁ。
二代目ダンブルドアです。
この方もいかにも英国舞台俳優な発音と演技をするひと。
こちらはナショナル・シアター出身だそうで。



こんな綺羅星のような役者さんたちが、二次大戦前夜という
独特な時代と文化背景で動き、英国上流階級の言葉を話す。
…そりゃもう、ワタシに萌える以外にどうしろと?(* ̄∇ ̄*)

充分以上に楽しませてもらってきました。
あ~おなかいっぱい。





                 
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