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2011-05

さくらの長い一日。 - 2011.05.26 Thu

         
その日は朝から――正確には夜中から
多事多端な一日だった。

真夜中、突然目が覚めたのは、全身にムズムズとした悪寒が走ったからだった。
…なんだコレ。
全身ムズムズ脚症候群?(・_・;
もともとムズムズ脚症候群持ちのワタシは、何度も眠れぬ夜を明かしたことはあるが、
全身というのは初めての体験だった。
辛抱たまらず起き上がって、保湿ローションを塗り、
アイスノンまで仕込んでみたが、眠いのに眠れないまま、翌朝を迎えた。



その日は朝イチで母校に出かける用があった。
今後二年間、同窓会の役員を仰せつかり、この日がその任期開始日…
総会の日だったのである。

前任者の先輩方にあれこれ教わったり、指示を仰いだりしているうちに総会開始、
100人ほどの参加者の前で緊張バリバリで会釈して、
ホッとしていたら、携帯が震えて、夫からの知らせ。
夫父方の伯母が亡くなったらしい。
ともかく会合終了後にすぐ家に戻ると返信。

総会は予定通り正午に終了、いよいよ任期が正式に始まり、
散会後に募金箱を持って出口で募金のお願いに立つ。
「小銭でいいですか?」と恥ずかしそうに入れてくださる若いひとも、
二つの箱の両方に札を滑り込ませて微笑んで立ち去る年配の会員も、
どちらも有難い。

来月早速の役員会の日程の打ち合わせで、初めて顔合わせした今期役員は、
11学年上の大らかそうな会長から6学年下の下級生まで、総勢30名ほど。
支部だった大学同窓会とは異なり、役員の人数だけでも規模が違う。
ちらほらと顔見知りの先輩方もいらして心強いが、
どうも学生時代の恐ろし…もとい、"畏れ多い"気持ちが先に立つ。



ともあれ、来月の役員会の日程も決まり、ワタシたちの学年3人に任された
社会事業部の打ち合わせ日も決めて、家に飛んで帰る。
途中、早退してきた夫と運良く待ち合わせできたので、
外で手早く昼食を済ませ、家に戻ったのが2時過ぎ。
慌てて喪服を引っ張り出して、3時前には家を出た。
6時過ぎに高野山到着。伯母の家は高野山の門前町にある。


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時間があったのでわざわざ根本中堂で証拠写真(笑)


通夜式場は奥の院手前、中の橋の近くだった。
次々とやって来る親族と思しき人々…ワタシは夫の従兄弟連しか
面識がないのでよくわからないが、当の夫も似たようなものらしい。

お坊さんによる読経と参会者による焼香が終わり、
普通なら喪主挨拶で終わるはずの通夜だが、さすがお膝元というかなんというか、
突然どこからともなく現れた年配のご婦人方八名。
鉦やら鈴やらを打ち鳴らし、弘法大師の御詠歌とやらを唸り始めた。
それがいつまで経っても終わらない。僧都の読経より長かった…(-_-;)



その後、従兄弟たちと立ち話。
亡くなった長女伯母は88歳。
お嫁さんに付き添われて通夜に参列していた次女の伯母86歳、
来られなかった三女伯母多分82歳。
これを夫一族では内々に「三婆」と称するが、
ここに義父の二年前に亡くなった長男伯父の妻、推定78歳を加えた
三婆+1(長女は亡くなったから二婆+1だが)全員ボケが始まったらしい。

十年前の義両親の葬儀の折には、
「あんたらに任せといてあかんこと(間違ったこと)したら
 私らが周りから責められる」だの、
逮夜で伯母たちが来る30分前にお供えしたお膳を見て
「湯気が出てへん。仏さんには湯気を食べさせるもんや」だの、
義母が大好きだった椿の花を庭で切ってきて活けたら
「仏さんに首が落ちる椿はあかん」(ってそれ武士でしょ…)だのと
いろいろと指示が飛んできて、しかもみんな言うことが違ったりして、
振り回された伯母たちではあるのだが、その頃の元気な様子を思い出すと
なんとも淋しいキモチになった。

口うるさく、頭が固くて、ゴシップ大好き、
でも実は人の良い伯母たちには、いつまでも元気でいて欲しい。
嫁の愚痴でも若い頃の自慢話でもなんでもいいから、
電話口でぎゃんぎゃん喋って欲しい。
義理と言えど、「あんた誰やったかいな」と言われるのは、
本当に哀しい…。



帰り道、夫とそんなことを話ながら山を降り、
実家近所で遅い夕食を摂りにまいどおおきに食堂に飛びこんだら
「もうごはんないんですけどー」と言われて凹む。
…飯屋でごはんないってなんだそれ……(-_-;)
仕方なく閉店間際で半額になったおかずと
うどんを半分こして、そそくさと店を出る。

家に戻ったのは二時間後。
翌日、今度は義姉と二人で葬儀に出る夫のために
喪服をプレスし直してから、ぐったり疲れてベッドに入り、
ようやく長い一日が終わった…。


               
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バラはバラは♪ 2011 春編 - 2011.05.22 Sun

             
…連続してバラネタばっかりですいませんです…。
だって春と秋がシーズンなんだもん~。

110520-1.jpgで、先日、恒例の伊丹市荒牧バラ公園に行って参りました。
去年一昨年と続けて行って
だいたいどこに何が咲いているかはわかるんだけど、
毎年"今年はこれっっ!"と思うものも、
ワタシの写真の腕も微妙に変わっている。
…決して上がっているわけではないところがミソ(-_-;)



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左上:【早春】
    フロリバンダ系 四季咲 中輪 微香
右上:【オレンジ・スプラッシュ Orange Splash】
    フロリバンダ系 四季咲 中輪 微香
左下:【ブルー・バユー Blue Bajou】
    フロリバンダ系 四季咲 中輪 微香
右下:【ラ・フランス La France】
    ハイブリット・ティ系 四季咲 大輪 強香  
    1867年に開発されたモダンローズ第一号。


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左上:【プリンセス・アイコ】
    フロリバンダ系 四季咲 中輪 微香
右上:【プリンセス・ミチコ】
    フロリバンダ系 四季咲 中輪 微香
下:【プリンセス・オブ・ウェールズ Princess of Wales】
    フロリバンダ系 四季咲 中輪 微香

プリンセス・アイコは日本の作出だが、プリンセス・ミチコはイギリスの作出。
いかに当時の美智子妃殿下が外国にも歓迎されたかわかりますよねぇ…。
プリンセス・オブ・ウェールズは故ダイアナ元妃に生前に捧げられたもの。
苗木売上の一部はイギリス肺病基金に寄付される。


110520-5.jpg【スパニッシュ・ビューティ Spanish Beauty】
    クライミング(つる) 一季咲 大輪 強香
フリルのような花びらが透き通ってとっても綺麗。
去年より今年のほうが綺麗に見えるのは、多分満開のせいだな(^^;



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左上:【琴音】
    フロリバンダ系 四季咲 中大輪 中香
右上:【ブラック・ティー Black Tea】
    ハイブリット・ティ系 四季咲 大輪 中香
左下:【センチメンタル Sentimental】
    フロリバンダ系 四季咲 中輪 微香
右下:【ホワイト・ディライト White Delight】
    ハイブリット・ティ系 四季咲 中香

琴音はプリンセス・アイコを作ったのと同じ育種家さんの作品。
ブラック・ティーは茶系ローズの定番だが、秋になると色が濃くなるらしい。


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【ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ Variegata di Bologna】
   オールド・ローズ(ブルボン) 一季咲 中輪 強香

今年はこれがとてもヒット。去年より綺麗に見えるな~。
なにしろこの花型がたまらない。ポンポンと房になって咲く。
どんだけカップ咲き好きなんや、っちゅう話ですがな(-_-;)
色合いも綺麗なマーブルが入って、とってもキュート。

また見に来るから、来年も綺麗に咲いてね~(^^)

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SQUASH! - 2011.05.21 Sat

           
とあるショッピングセンターでエレベーターに乗ったと思し召せ。
ワタシたちより先に乗っていた親子連れの男の子は
年の頃は4つか5つくらい。
まあちょこまか動く年齢で、可愛いっちゃ可愛い。
…しかし混雑したエレベーター内では、大人しくいい子でいなさい、
と、大抵のお母さんたちは仰有ることと思う。

案の定、次のフロアでまた数名の乗客が乗り込んできて、
カーゴ内は満員御礼、ちっちゃい子は埋もれてしまいそうになる。
それなのにそのガ…坊やは、座り込んで大人たちの足の林見て
楽しんでいるのだ。



そこでその子の母親(推定年齢33歳根拠なし)が一言。






「あんた、そんなことしてたら


  踏みつぶされるよ!」








――直後、あまりの言葉にカーゴ内は凍り付いた。
言うに事欠いてなんてことを言うんだこのオバハン!
※推定年齢33歳ワタシより遙かに年下



恐る恐る夫のほうを見たら目が合っちゃって、
思わずカーゴを出るなり





「ぷちっ♪」 ← 踏みつぶした音




と呟いてしまったのは、ワタシだけじゃないと思うの………



             

座れば牡丹 - 2011.05.17 Tue

             
数ヶ月に一度、夫実家の墓参りに行く習慣がある。
高速道路を1時間ほど走り、さらに一般道を合計一時間、
その途中で墓花を買いがてら、農産物直売所に立ち寄るのが常である。

…墓花はねー、所詮すぐに枯れるとはいえ、
やっぱり日持ちがするものがいいじゃん?
なのでどうしても高野槇だの菊だのになるんですが。

このシーズン、お花ちゃんたちもいろとりどりなので、
目移りしてしまうのですよ。


110518-1.jpg今回はまず、白とピンクの芍薬。
立てば芍薬、と言いますが、座っても美しいのだ。
綺麗な方はより美しく、そうでない方は…それなりに(T皿T)
ちなみに牡丹は"樹木"、芍薬は"草"。


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上の芍薬と同時に買ったバラ。
品種を調べるのが面倒なんだけど、
たぶん一般的なビビアンとかじゃないんだろうか。



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マンション構内で毎年芳香を放つエゴノキ。
お花はリンリンと鈴が鳴るような形でとっても可愛いが、
これが散る頃になると、今度は虫瘤がいっぱいできるのだ。
う~ぶるぶる。


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先日もお伝えした我が家のホワイト・デュセス・ドゥ・ブラバン。
二つ目の花が咲きました。後続はどんどん蕾がまあるくなりはじめております。
もうね、たまりませんよこの淡いグラデーション。
開いてくるにつれ、白が多くなっていくのだが、蕾が開き始めるこのタイミングが
一番色合いが美しいかもしれません。
くー。


情報に疎いのが露呈してお恥ずかしいが、いろいろ調べていたら
キリンホールディングスが昨年初頭に花卉市場から完全撤退したということが今さら発覚。
…ということは!
一番好きなブルゴーニュがますます手に入りにくくなるということですね(T▽T)
嘆きのあまり苗を注文しようかと思ったワタクシです…。
他にもキリンローゼスは素敵なバラを毎年開発していたので、本当に残念……。
ワタシがバラ巧者になったらいろいろ育ててみたい品種があったのに!

……どっちにしろ、いつになることやら、っちゅー話ですけどね…(-_-;)


                  

雨ニモ負ケズ - 2011.05.15 Sun

昨年はハダニ被害でバラが全滅した我が家。
その後、バラ初心者なりにあれこれと情報を集め、
バラはとにかく消毒!殺虫!
ということがわかったので、去年は葉が落ちてすっかり坊主になってからも、
そして今年は葉が出てきた春先から、
数日に一度の割りで殺虫剤をびーびー撒いてきた。
……びーびーってのは、電動噴霧器を使ったからなんですけどね(^^;

その甲斐あって、今年は蕾がたくさん付き始めた。
う…嬉しい……(;∇;)


110515-1.jpg昨年秋、宝塚市のあいあいパークで購入した
シュラブ、オールドローズ、フロリバンダ系の
ホワイト・デュセス・ドゥ・ブラバン
(White Duchesse de Brabant)。
下を向く習性がある花は楚々としているがあでやか。
これが今年の我が家の一番花である。


110515-3.jpg昨年6月に岐阜県可児市の花フェスタ記念公園で購入した、ザ・ナン(The Nun)
まだ蕾は固いが、ちゃんと長いシュートのてっぺんについている。
枝もわりと元気で、これからが楽しみ♪



110515-4.jpg2009年に荒牧バラ公園で購入した
シュネ・プリンセス(Schnee Princes)は、ハダニの被害が最悪で、
葉っぱがほとんど落ちてしまった。今年はこんなに元気♪
すでに蕾もたくさんついて、買った当時よりも太いシュートも
にょっきり出てきている。

やはりミニバラのグリーンアイスにも太いシュートが出てきたので、
今年は手をかけた甲斐あって、バラくんたちは比較的元気なようである。


5月の終わり頃には、満開を迎えるんだろうな~。
そしたらベランダでお茶しようっと♪とばかり、
わくわくしているワタクシなのだった。

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有田陶器市 2011 戦果報告 - 2011.05.05 Thu

              
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そういうわけで本年の戦果をご報告。
下に別掲のもの以外は渓山窯のB級品。
…って、今年はなんか妙に控えめだわ(爆)

手前の八角皿は、2008年に半端品で出ていたのと同じ。
何故か一個だけ、やはり半端品で出ていたので即購入決定(^^;


110512-2.jpgこちらは惣次郎窯の捻りのある朝顔型鉢。
この窯は桜柄が素敵なのだが、どうやら二種類あるようで、
これはしだれ桜。
一昨年購入した大鉢は王冠桜だった。


110512-3.jpgこちらは福珠窯
実は20年近く前に友人たちと初めて有田陶器市に行った際、
全員が気に入ってこちらの食器をいくつか購入した。
その中で湯呑みは未だに日常的に使用中。
壊れないし金彩入ってるのに食洗機入れちゃっても大丈夫。
これまで毎年買っていなかったのは、
渓山窯や惣次郎窯のあるあたりから少し離れた場所に店があるから、というだけだった。
……来年からはこっちも行こう……。


110512-4.jpgで、これが今年の渓山の朝粥碗。
やっときたうさぎー♪
…でも来年からも行きますよ!
夫の干支までは少なくとも頑張るもん!( ̄∇ ̄)



110512-5.jpgこちらが黒蜜がけ呉豆腐の入っていた器。
ぐい呑みには少し大きくて、お湯呑みには少し小さい。
サイズ的には御煎茶碗クラス。
……これも来年も狙うぞ……。




あとは余所へのお土産に購入した渓山窯のものばかりでした。


                

有田陶器市 2011 その3 - 2011.05.03 Tue

            
旅行最終日。
この日は地の利を生かして、朝イチでグラバー園に行くことにしていた。
朝方のほうが涼しいし、人も少なかろう、という読みだったのだが。

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朝食の後、チェックアウトしてから、
一旦ホテル玄関前の車に荷物を置きに行って、
下から坂道を登っいく。
途中の土産物屋で、こんな大仏様発見。
うーん、イナセ。



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グラバー園のみならず、長崎の町は急傾斜面に貼り付くようにして、市街地が広がる。
坂道を上り、えっちらおっちら階段を登っても、まだ先に平面エスカレーターが2段階。
しかもこの傾斜。
ちなみにグラバースカイロードを使って裏手にある第2ゲートから入場する手もある。

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今日も稲佐山は景気よく砂曇り(T▽T)
対岸の三菱重工長崎造船所には、まさに艤装中なのか、
自動車運搬船らしき巨大船舶が泊まっている。
その左側、おそらく第3ドックのあたりには、海自の船舶も停泊中。
修理中かな~。


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園内を見て回る。
これは明治29年建築の旧三菱第2ドックハウス。
ドック入りしている船の乗組員が宿泊する施設だそうだ。


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…といってもこの豪華さゆえ、ここに投宿できるのは無論一般水兵などではなく、
船長や航海長、せいぜい一等航海士くらいまでだったんでしょうねー。
まあ調度自体は必ずしもここにあったものばかりというわけでもないだろうが。
実際、カウンターバーにセットしてあるグラス類や酒瓶(カラですが・笑)は
どこからどうみても現代のものだった。

110503-8.jpgこれは内部に展示されていた黒船の模型。
…ところで皆様、黒船の正式船名はご存知?
無論"黒船"というのは単なる日本側の徒名であって、
ペリー提督の旗艦の正式名称はSusquehanna(サスクェハンナ)である。
ちなみに一般にはMississippi(ミシシッピ)のほうが有名だが、
ペリーは上海で乗艦を変更しているので、日本到着時点ではサスクェハンナが旗艦だった。


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次は旧ウォーカー住宅。
グラバーと並んで長崎で幅広く事業を展開したロバート・ウォーカーの息子
ロバート・ウォーカーJr.の邸宅だった。
入ってすぐの部屋の、棚の上に置かれた扇風機を見た夫
「あ、ちゃんと三菱製だ」
なるほど、よく見るとMITSUBISHIと書かれていた(笑)

Rのついた張り出し窓や、出窓の下にはめ込まれた長椅子、というのは
ワタクシのインテリア萌えをここちよく刺激する。
きゃーきゃー言いながらシャッターを切りまくるワタシを
他の観光客が不審そうに眺めていく…(-_-;)


110503-10.jpgホーム&リンガー商会のリンガー氏の旧邸宅。
大きなテラスが開放感を感じさせる。
オランダ人のクォーターオペラ歌手喜波貞子の
生涯を紹介する展示中だった。



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正面玄関のファサードと、その上に這い伝う木香茨が印象的な旧オルト住宅。
実にワタクシ好みの外観である。
絢爛と咲き誇る木香茨が滝のように流れ落ちて、あたりに密やかな香りを漂わせる。
ちなみにこの木香茨は日本で植えられた最古のものらしい。


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この邸宅の内部はカナリアン・イエローからクリーム・イエローで
整えられている。これまたワタクシ的にツボ。
オークの家具にはこの色が綺麗に映える。
そういえば絨毯はすべてカーマイン・レッドだった。

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この館のインテリアは実に見事に計算され尽くしたカラーリングで、
ランプの色もこの通りイエローのグラデーションとしてのオレンジ。
続き間との境のカーテンも同じように斜交いに開けられていて、
反復による遠近感の強調が上手な感じ。
右写真手前のミニテーブルのように、たまにやけに現代臭のするもの(笑)
もあるのだが、一見雰囲気を壊さないように上手に使っている。

右写真の部屋の奥には浴室、と書かれ、タイル張りの枠がある。
ここに猫足バスタブを置いたのね!(* ̄∇ ̄*)
てことは、手前の部屋は脱衣室とかお化粧室とかだったのかしらねー。

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お庭の片隅ににゃんこの一団。
みんな茶トラだから、親子なのかも。
それにしても揃いも揃ってデカい…。


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そして真打ち、グラバー邸。
トーマス・グラバーは、ワタクシが現在絶賛プレイ中の乙女ゲーム
『遙かなる時空の中で5』でも名前だけはしょっちゅう登場する、
幕末の著名なイギリス人商人である。
本来の生糸や茶葉の貿易の他に、坂本龍馬率いる亀山社中との取引や薩摩藩遣欧使節団、
留学生の長州ファイブのサポートなども行ったが、
何より彼の収入源となったのは、薩長両藩に武器弾薬を販売したことである。

明治に入ってグラバー商会が破産してからも、三菱の岩崎弥太郎のもとで
高島炭坑の所長として経営に携わった。
日本人の妻を持ち、子供をもうけ、生涯を日本で送ったが、
決して単純な親日家ではなかったようだ。
彼の邸宅も、やはり木香茨が満開で、テラスが美しく彩られていた。

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邸内展示を見ていても、うちの夫婦のリアクションポイントはちょっと妙。

革製トランクに立てかけてあったステッキをすかさずチェックした夫
「あーヘッドがカモさんじゃなくて、ワンコだ」
…ワンコじゃだめなんだそうである。

隅の棚に置かれていた籐のバスケットも、どうも見たことあるよね…。
あれ、同じのがうちにあったよね(爆)
母の実家の蔵から失敬してきたのを、インテリアとしてずっと使っていたのだ。
うーん。そりゃまあ、同時代くらいだもんね、あれも…。


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食堂も古いオークの家具がステキなのだが、
置かれている食器はナルミの「ミラノ」シリーズだったりする(^^;


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色んな道具も面白い。
左上写真の中央下に置かれた円筒形のものは、アイスクリーマー。
外側の器に氷を入れ、内側の器に牛乳・砂糖・卵を入れて撹拌する。
昔の冷蔵庫には、これの簡易版みたいなのがついてましたよね。

右上はオランジュリー。
なぜか入り口に狛犬が置かれている。
グラバーが設立したジャパン・ブルワリーは麒麟麦酒の元となったが、
あのキリンのラベルの口ひげは、グラバーの口ひげがモデルなんだそうだ。

左下は客用食堂。
園内の別棟に日本初の西洋料理店・旧自由亭があるのだが、
そこで出されていたと覚しき150年前のコースをレプリカで再現してある。

右下は台所。
煉瓦を積み上げた薪コンロも、平たい流し台も、
ものすごくどっしりとしているが、これは戦後に再建されたものだろうか、
妙に新しい。


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10時頃にグラバー園を出て、路面電車で賑橋停で下車。
ここまで来たからには眼鏡橋を見ておこうかい、というワケでもなく、
カステラを買いに来たのだが(笑)
それでも一応写真は撮っておかねば、とカメラを向けたら、
ヘンな母子が捨て身でケッサクポーズ中。
撮っているのは無論パパさん(爆笑)

この眼鏡橋の袂には、亀山社中の近藤昶次郎(長次郎)の石碑がある。
近藤長次郎といえば、大河ドラマ『龍馬伝』で大泉洋が演じた饅頭屋の息子。
社中への謝礼金を隠匿して、渡欧決行しようとした人物として描かれた。
ここに記されたのは、途中で発覚して連れ戻され切腹して果てるより前に
妻へ送った辞世の句である。

「浮き雲の立ちおほふなる浮世なり消えなればこれをかたみともみよ」

浮き雲が立ち覆うているこの時勢である。もしわたしの命がつゆと消えたなら、
この歌を形見としてほしい。
そんな哀しい歌を遺して、留学を夢見、武士になり損ねた饅頭屋の息子は、
龍馬に先立ってこの世を去った。

その石碑と眼鏡橋のすぐ近くに、我が家お気に入りのカステラ屋匠寛堂がある。
以前、部内旅行で長崎に行った夫が初めて買ってきた時、
あまりの旨さに、もともとカステラ嫌いだったワタシの目からウロコが落ちた。
数本お買い上げ♪たくさん買ったら切れ端のパックを「お味見に♪」と3つもくれた(笑)


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長崎に来たらもうひとつ食べたいものがあった。
それがトルコライス。
提供する店は数知れず、通りすがりの観光客にとってはどこへ行くかが問題だが、
とりあえず以前「秘密のケンミンショー」で登場した
ニッキーアースティンに行ってみることにした。

この店の特徴は、トルコライスの種類の多さ。
アレコレ悩んで決めたのだが、何番のメニューだったか忘れてしまった。
写真中は夫のプレート。カレーライス・ハンバーグ(という名のメンチカツ)
・醤油味スパゲティとコールスローサラダ。
写真右はワタシのプレート。ハヤシライス・トンカツ・
醤油味スパゲティとコールスローサラダ。

……味は、学食味(爆)
そうおいしいものでもない。
けれど、手っ取り早く安価でお腹を満たしたい場合、
カレーとフライで迷った場合には、いいかもしれない。
ともあれ、もうぼちぼち脂っこいものをいっぱい食べるのが
苦しいちゅーねんふーふには、色んな意味でちとキツイ。



ホテルに戻り、車を出したのが12時半。
そのまま長崎出島道のトンネルを通り、九州に別れを告げる…
こともなく、ワタシは長崎道に入る手前ですでにうとうと。
気がついたら武雄JCTを過ぎるところあたり。
業を煮やした夫に「ほら、有田行きの車で、反対車線が渋滞してるよー」と起こされたが、
ふーんと呟いてまた墜落。
途中、断続的に渋滞していたようだが、次に目が覚めたら15時半、
関門橋間近の吉志SAで、九州の名残にラーメンを食べよう、と夫とはんぶんこ。
関門橋を渡って、山陽道をひた走っている間に、広島の岩国ICが渋滞しているという情報が。
それならいつも通り広島でお好み焼きを食べて帰ろうと言う話になり、
急遽五日市ICで降りて広島高速4号線(トンネル)を抜け、広島市内へ。
18時50分に八丁堀のみっちゃん到着。

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例によってものすごい混雑で、1時間強待つことになったが、
まあこの店はGWに来るといつもこんな感じである。
最初に来た十五年前頃は近所のおっちゃんがビールをやりながら
お好み焼きをつついていたが、近年はもっぱら観光客ばかりで、
みなさんガイドブック片手に待っている。

昨年来た時とは店舗の外観も内装も変わっていた。
…儲かってまんな~…。
よろしいこって。

二人ともオーダーはブタそば玉子…つまり関西風に言うとブタ玉モダン。
夫は麺ダブル、ワタシは野菜追加。
おなかいっぱい。満足して広島を後にしたのが20時半。

…しかしワタシはまたしても高速に乗るなり墜落睡眠。
吉備SAで夫が仮眠のために車を駐めるまで気づかなかった。
23時過ぎに吉備を出て、その後もまた断続的な渋滞に巻きこまれながらも、
1時10分に自宅到着。

おつかれさまっしたー>夫


【今回の旅行記録】
総走行距離:1523km
総燃費:11.7km/L
平均時速:67km/h



             





有田陶器市 2011 その2 - 2011.05.02 Mon

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結局あまり眠れないまま、
3時半にチェックアウトして、5時半には有田到着。
すでに朝粥の列は50人ほどになっている。


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6時から始まった振る舞い粥。今年はとうとうこのお値段に。
去年の200円から一気に上がったなあと思ったら、
どうやらいくらかは赤十字に寄付するらしい。


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早朝、未だ肌寒い季節に、このシンプルなお粥が沁みる。
今年は当然ウサギさんが、器の底に鎮座しているはず(笑)


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例年通り、まずは渓山窯のB級品狙いで工房前にて待機(笑)
7時までそのへんを歩き回ってボーッとしていたら
やはり今年もプレッシャーに負けたのか(おぃ)、
10分早く開けてくれた(^^;


渓山工房の後はいつも通り、店のほうへも行き、
その後は惣次郎窯など、お気に入りのところを覗く。
惣次郎窯の息子さんとは、お店の手前でバッタリ出会って
「あらー、今年も早く来られたんですねー」と言われた(笑)
完全にバレてるし。


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昨年同行したYちゃんご夫妻が一目惚れしてお買い上げ♪だった
宮崎祐輔さんという谷鳳窯の作家の作品がまた見たくて
成富本店へ行き、店主の息子さん(らしい)とあれこれ会話。

宮崎祐輔さんは、他の有田焼にはない、駱駝や砂漠など
シルクロードの図柄が特徴的な作家だ。
また、ひとりの作家としては珍しいことに、
生地の質感への拘りも、年ごとに違ったりするのだそうだ。
白地のほうは普通の有田焼と同じ磁器の土だが、梨地のほうは
半陶半磁器で、普通有田焼には混ぜない陶器の土…カオリンを混ぜているらしい。
だから土ものっぽい見かけなのに、弾くと磁器のように高い音がする。

駱駝の黄色、砂城の黄色、兎の黄色、花の黄色、衣の黄色…
同じ黄色でも、色合いを変えているのがすごいねーと言ったら
成富の息子さんは自分のことを誉められたように嬉しそうだった(笑)

あ、ちなみにこの写真は成富さんじゃないのです(^^;


110502-6.jpg帰りがけに渓山の店の前を通ったら、
サガテレビとのタイアップで作られた
渓山の器に入ったごどうふが売られていたので、購入。
いやだって、器だけでもイイ値段するのに、
ごどうふの黒蜜添えが入って600円とか言われちゃうと、
やっぱり欲しいじゃん!( ̄▽ ̄;
…中身は車の中でいただきました。おいしかったー♪



110502-7.jpg
さて、10時頃には有田を出て、西九州道~長崎道を爆走。
12時半には長崎に到着していた。
本日のお宿は、グラバー園や大浦天主堂のある南山手町の坂の下にある
長崎全日空ホテルグラバーヒル
1974年に長崎東急ホテルとして開業したものが
いまではANAグループに買い上げられたらしい。
室内の改装はされているものの、建屋は旧ホテルをそのまま利用しているし、
設備のスペック自体がかなり古いものであることに加え、
急斜面に面しているという場所柄駐車場は狭く、通路も狭い。
駐車スペースに苦慮した夫、フロントに掛け合い、玄関前に場所を確保してもらった(^^;


110502-8.jpg

えー、見た目は綺麗ですが、いろんな面でやっぱり古い(^^;
ベッドは昔のホテルの、あの妙にヤワなスプリングのまま。
バスルームは昔の基準のスペースに、無理矢理シャワートイレを入れた感じで、
脱衣スペースがとっても狭い。
ただ、お湯呑みはさすがの有田で、ワタシは好みじゃないんだけど、
なんと哲山(笑)ひえー立派な。
でも焙じ茶と緑茶の粉茶だけだったってのが残念。

110502-9.jpg窓というかベランダに出ると、大浦天主堂へ登る坂道が目の前。
左手奥の高いところにあるのが天主堂です。
観光地なだけあって、昼はともかく、夜は本当に静か。
前日と違ってよく眠れました(爆)



110502-10.jpgホテルの斜め前には、長崎ちゃんぽん発祥の地であるらしい
四海楼という中華料理屋が。
屋、というにはあまりにすんごい建物で、
もはやほとんど観光地になっている模様。
ピースサインで写真を撮っている人の多いこと。
ちなみに長崎には"○○発祥の地"がやたらと多い。
外国文化が一番早く入ってきたんだから当然だが。



110502-14.jpgもうお昼をだいぶ過ぎた。
おなかすいたよぅ、やっぱり長崎来たらちゃんぽんだよねーと
ホテルのフロントでどこか美味しいところと聞いたら
近所に四海楼ありますから、てなつまらんお返事だった(-_-;)
他となると、中華街~と、これまたつまらん答えだったが
他に情報もなく、中華街へ出向くことにする。
長崎旧市街の移動は、路面電車。どこまで行っても120円。
一日乗車券を買って、ちまちまと短い乗車を楽しむ。



110502-11.jpg 110502-12.jpg 110502-13.jpg


で、中華街でいちばん人が並んでいるところのお尻にとりついてみた。
"桃華楼"てな名前のその店はそんなに旨いのか…?と期待していたが、
どうやら各旅行会社発行のクーポン利用可能店らしい。
…なーんだ、それで人がいっぱいなのね…とガックリ。
でも肝心のちゃんぽんはそこそこおいしくて、
野菜の旨味たっぷりのスープに浸っていたかった……。


110502-15.jpg 110502-16.jpg


また路面電車に乗って、ホテル近くまで戻ってくる。
海沿いを走る国道499号線に面した場所には、
原爆の被害を受けたにも関わらず、ステキ建物がところどころ残っているのだが、
この旧香港上海銀行(現在のHSBC)長崎支店は実に美しい姿を保っている。

カウンターの後ろを回り込んで、二階以上を見学することができるらしいので
入場料100円を払って入ってみた。


110502-17.jpg


んもぅ~~ステキステキきゃーっ(≧∇≦)
実はこの上階部分には、長崎の歴史展示があれこれ掲示されているのだが、
それはまあ、わりと一般的な事柄が多くて、サクッとスルー(^^;
もっぱら家具調度に熱中して、細かい細工などの写真を撮りまくるワタシに
他の観光客の皆様は怪訝な目を向ける。
…すいません、萌えポイントずれてますか……。

110502-18.jpg二階のファサードから見ると、湾を隔てた向こうに
広がるのが夜景で有名な稲佐山。
しかし黄砂ですっかり曇ってしまって、直線距離で
ほんの2、3kmなのにこの通り。
…今夜、ちゃんと夜景見えるのかなー(汗)
ところでこの山の右下麓あたりに、福山雅治くんのご実家がある(笑)
行ってないけどね。



110502-21.jpg
ホテル前まで戻るが、部屋には戻らず、
そのまま急な坂を登って、大浦天主堂へ。
坂の両側は見事なまでに土産物屋が建ち並ぶ。
でもねー、大好きな岩崎本舗があったりして、侮れない。
帰る間際に絶対買う!( ̄▽ ̄;


110502-19.jpg

大浦天主堂は正式名称を日本二十六聖殉教者堂といい、
豊臣秀吉によって処刑された26人のカトリックの聖人に
捧げられた記念聖堂である。

26人には、日本人の信者のみならず、スペイン人・ポルトガル人・メキシコ人の
フランシスコ会とイエズス会の聖職者たちも含まれていた。
ルイス・フロイスなどの報告により、ヨーロッパでは知られた存在だったらしいが、
幕末の頃になって教皇ピウス9世によって列聖され、
彼らのための教会堂が建てられたというわけである。

もとはバロック様式の部分もあったらしいが、数年後に全部をゴシック様式に改築し、
また木造だったものを煉瓦造りに変えたそうだ。
内部の撮影は禁じられていたから、写真はないのだが、
実に美しいゴシックのリブヴォールト(アーチ型の天井)を持ち、
原色多用のステンドグラスも、光を綺麗に透過している。

この天主堂、なんと入場料を取られる( ̄▽ ̄;
教会なのになんでー?と思っていたら、すでに教会としては使われておらず
国宝としての指定を受けているそうだ。
維持管理にお金がかかるってことなのかしらねー。

110502-20.jpg天主堂前の階段では、向かいにある大浦教会で結婚式を
挙げたばかりのカップルが記念撮影中。
ご親族のみなさまも居流れていらっしゃって、
写真を撮るまで下で待っていたら、ずいぶんと恐縮してくださった。
「おめでとうございます」と申し上げたら、
嬉しそうにお礼を言ってくださった。





一旦ホテルに戻って、夕食の場所を検討してみたところ
どうもこのGWは予約を入れたほうがよさそうだ、とのことで、電話をかけてみる。
それでも一軒目(活魚料理武蔵)は断られ、二軒目の多ら福亜紗も
18時50分までなら、などと言われてしまった。
…甘く見てたよ長崎…。

110502-22.jpgそんなわけで慌てて路面電車に乗って、
思案橋近くのかじや町通りにある多ら福亜紗へ。
口開けの客はワタシたちが一番乗り。
まだ17時ですよ奥さん(-_-;)
日も高いうちから飲んだくれるのー。



110502-23.jpg 110502-24.jpg 110502-25.jpg

110502-26.jpg 110502-27.jpg 110502-28.jpg


上左:ワタシの梅酒ソーダ割り。夫はビール。
   お通しはかぼちゃのスリ蒸し。
   全卵を泡立てて蒸してあるんだそうだ。
上中:縞鰺の刺身。んもう~~めっちゃくちゃ旨かった!!!
上右:牛蒡のカリカリ揚げとゲソ天ぷら。

下左:筍の天ぷら。なぜか揚げ物ばかりになってた…(・_・;
下中:なんちゃらいうトマト。ものすごく濃厚な味。
下右:牛スジポン酢煮込み。酸っぱくてさっぱり。

長崎は魚介が旨いそうだから、ほんとはもっと魚を食べるはずだったのに、
なぜか刺身はひと皿で終わってしまった。
今思い出しても悔しいが、なんかお腹いっぱいだったんだよね…。



110502-29.jpgまたまた路面電車で一旦ホテルに戻り、
ホテル前から出ている無料シャトルバスで、
長崎ロープウェイの淵神社駅へ。
面白いんですよここ。神社を抜けた上にロープウェイ駅があるの。
GWとあって、こちらもすごい人出。



110502-30.jpg


5分ほど登ると、稲佐山の展望台。
そこから見えるのは、キラキラ光る長崎の街並み。
うん。綺麗。

「でも、六甲山の麓に住んでるニンゲンにとっては、
 もんのすごい感動はないよ?」

結構高いロープウェイ代を渋るケチ夫が、
ワタシを引き留めようと、行く前にさんざん言っていたのだが。



…うん。
確かにもんのすごい感動、ってわけでもなかった(・_・)
でも綺麗だったけどっっ(←悔しいから素直に認めない)




ああ~。あのへんに福山くんの実家が~などと思いながら
長崎の町を見下ろすのもよろしいではありませぬか(* ̄∇ ̄*) エヘヘ



(以下次号)
           

有田陶器市 2011 その1 - 2011.05.01 Sun

          

今年も有田陶器市に行くことにした。
しかしである。
我々もぼちぼち体力が衰え、夜中じゅう走って
その日の5時に佐賀県西松浦郡有田町に到着、半日歩き回ってその後ふたたび移動、
というのは厳しくなってきたので、
初日はゆっくり家を出て、福岡市内宿泊、翌朝陶器市にアタックすることにした。

それにホレ、出発4日前に足首を傷め、二日前にはバザーで
腰を痛めたワタシにとっても、
そのほうが身体は楽だったワケですよ…(-_-;)


110501-1.jpg
朝、5時50分に出発、11時半には山口県中央部の美東SAに到着。
このSA、ナニゲにネタなところだった。
"おどる"たこ焼きにどうしても心惹かれるワタクシ。
…いや食べなかったんだけどね。
それゆえ何が踊っているのかは、謎のまま


110501-2.jpg

トイレもこの通り。
……何を訴えかけたいのか、これまた謎が謎呼ぶ。




110501-3.jpgGWの風物詩?ハーレー隊。
このシーズン、毎年阿蘇でハーレーミーティングがあるのだ。
お友達のMamiさんご夫妻もシルバーアクセサリーで出店していて、
2年前のイベントに、ワタシたちもお邪魔したことがある。
同時期に陶器市に行くので、毎年SAやら高速上で
Born to be wildなお兄さんたちを見かけるのだ。



110501-4.jpg
そしていよいよ関門海峡へ。
どうやら関門橋(高速道路)は大混雑の模様なので、
今年はトンネルで九州へ渡ることに。
行くわよー♪




[高画質で再生]

2011.5.1 九州 関門トンネル []



110501-5.jpg 110501-6.jpg 110501-7.jpg

門司側へ渡ってすぐのところにある甲宗八幡神社に立ち寄る。
神功皇后の甲を御神体として祀り、応神天皇と神功皇后が御祭神。

そしてここにワタクシが来たかったのは、
平知盛の墓と伝えられる石塔が建っているからである。
知盛は平清盛の四男で、平家の武の側面を一身に引き受けた
清盛の最もお気に入りの息子、と言われている。

無論、最後には壇ノ浦で「見るべきほどのものは見つ」と
男らしく言い放って入水した彼の遺体が引き上げられて、
本当にここに祀られたかは微妙なところだが、
伝承がそう言っている以上、ファンとしては来ないわけにはいかない。
…まあ少なくとも、赤間神宮の七盛塚のように、
明らかに供養のために建てられた、骨も遺品も入っていないであろう
ものとは違うのだろうと思う…思いたい。わざわざ来たし(爆)

ところがこの掲示に従って本殿脇へ行ってみると、
竹柵で仕切られた向こう側に墓はあって、
扉にはワイヤー鍵がかかっている。
こりゃ訊いてみるか、と社務所へ向かい、ネットサーフィン中と覚しき小父様宮司さんに
知盛の墓が見たいのだがと声をかけてみると「えっ?はぁ…」と
なんだか珍しいものでも見るようなリアクションで
慌てて出てきてくださった。
……すみませんです、お邪魔してしまって…。

ナンバー合わせタイプのそのワイヤーキーを開けてくださった後
「後はまた突っ込んでおいて」と言われ、宮司さんは社務所に戻られた。
うーん、某乙女ゲーム以降、平家萌えな歴女は明らかに増えていると思うのだが、
あまりここまでは来ないのだろうか…。
たくさん来そうなGWなんか、開けっ放しにしそうなもんだが。
…ま、それはそれで、荒らされなくていいんですけどね。


110501-8+.jpg

これがその平知盛の墓。
向かって左側が墓、右側が供養塔なのだそうだ。
もともと神社背後の筆立山山中にあったが、昭和28年の門司大水害により
傾いてしまったので、ここに移設した模様。
…てことは、どちらにせよこの下には何もないワケだ。

必死で写真を撮る妻を眺めていた夫、
「このヒトの声が和彦さん?」
などと、妙にオタクっぽい台詞を吐く。
いや、彼はワタシが夢中になっているゲームだから
なんとなく門前の小僧なだけで、声優なんてほとんど知らないんですけどね(笑)
……でも残念でした。(井上)和彦さんは梶原景時、
知盛は別なヒト(浜田賢二)です。



110501-9.jpg
さて再び九州道に乗って、一路福岡へ。
行く手の山が白く霞むほど、今日は黄砂がすごいねぇ…
などと呑気に言っていたワタクシたち二人、
以後の旅行で見通しの甘さに臍を噛むハメに(T▽T)
…まあその辺はおいおい。


その後、15時半過ぎには福岡市内にいたのだが、
明くる日は明け方というか夜中に出発なので、
今のうちにガソリンを満タンにしておこうとスタンドを探す。
…が。
2年前の広島市内でもGSを探し回った記憶があるが、
今回もなかなか見つからなかった…orz
よく考えてみたら、そもそも福岡一番の繁華街、
天神のど真ん中にあるわきゃないのだ。
たとえば東京で言えば銀座や渋谷のゴミゴミっとしたあたりや
大阪で言うと梅田やミナミ。
…そりゃないですわな(-_-;)
結局、都市高速を天神北ICで下りて5km近く走った別府(べふ)のあたりで発見。
そのまままっすぐ国体道路を東へ戻って、ようやくホテル近くの駐車場に
たどり着いたのは16時半。


110501-10.jpg

今夜のお宿は、ホテルクレガ天神
ネットで見つけたビジネスホテル…いや、イマドキの表現だと
デザイン系とか言うんだっけ?
アーバンなインテリアと過不足ないホスピタリティは
値段のわりに快適といえるかも。

110501-11.jpg

室内はシンプルかつコンビニエント。
電気ケトルはコレが設置され、ペーパードリップのコーヒーもある。
ナイトウエアはワッフル地のシャツだし、ネットLANは無料。
加湿器はあるし、実に行き届いたアメニティである。

女性がひとりで出張のお泊まりするにもよさそう。
ただし周りは賑やかかつちょっくら華やか。
…夜遅くなっての一人歩きはどうだろう、てな感じでしょうか。


110501-12.jpg 110501-13.jpg


ホテルの向かいには、警固神社がある。
不勉強でどういう御由緒の社か知らなかったのだが、
神功皇后が三韓征伐の折りに勝利に導いた神を祀ったものだそうだ。
「警固」というのは、後の平安時代に鴻臚館(外交部署)が置かれていた場所のことで、
もとは別の場所にあったのを、江戸期に入ってから
現在の場所に社殿造営したのだそうだ。

…しかし1608年というから、すでに400年以上経っているわけだが、
本殿も拝殿も妙に綺麗なんだよね…。
夫曰く、灰汁洗いでこんな風にピカピカになるそうで、
日本家屋ってすごいなぁと改めて感心しきりであった。

ちなみに狛犬の載っている台は文政11年(1828年)、
大灯籠は明治34年、大正天皇御大典記念石柱は大正4年造という刻印があった。

110501-14.jpgふと社務所横を見ると、御神籤のガチャガチャが。
定番の御神籤と神様のフィギュア(爆)が入っているらしい。
種類を見てみると、伊邪那岐、伊邪那美、猿田彦、倭建…そこまではわかる。
八咫烏もよしとしよう。狐もまあ神だな。
しかし、「巫女様」「神主様」って…
…これが出てきたら拗ねそうです(-_-;)
フルコンプした人、いるんだろうか。


110501-15.jpg
そして神様たちは丸いケースに入れられて、
こんなふうに出番を待っておいでなわけです。
…なんつーか、コンビニエント。




110501-16.jpg
神社を出て、国体通りから渡辺通りを北上する。
天神の交差点に立つと、そろそろ日が沈む頃合いで
デパート街のあたりは、薄暗くなりつつある。



110501-17.jpg 110501-18.jpg


今夜のばんごはんは、長浜屋台やまちゃん天神店
屋台を探し歩く元気がなかったので、
常設店舗にしたのだが、もともとは魚市場そばの屋台。
多分屋台系で一番の有名店だろうね~。
でもいろいろ美味しかったのでよし。


110501-19.jpg 110501-20.jpg 110501-21.jpg

110501-22.jpg 110501-23.jpg 110501-24.jpg


上左:セロリ浅漬け  上中:牛さがり  上右:カツオのたたき
下左:ホルモン味噌炒め  下中:地鶏塩焼き  下右:ラーメン

牛さがり(ハラミ)、初めて食べたのだが、美味であった。
ラーメンはさすがの旨さ。
スープほとんど飲んじゃった(^^;←塩分控えなきゃならんヤツ

でもまあ、ここにしても屋台にしても、普通の居酒屋より客単価高めなのよねー。
"屋台"ブランド強し。



それなりに疲れて部屋に戻り、翌日の準備をして22時頃眠りについたが、
どういうわけだか騒音がすごくて寝付けない。
まあ天神のど真ん中、しかもホテルのロケーションは
親不孝通り(飲み屋だらけの通り)のすぐ近く。
仕方ないかなぁ…と思いつつも悶々。

加湿器の音も大きくて、途中でスイッチ切っちゃった。
なんだか蒸し暑いし、うだうだしながら浅い眠りを貪っていたが、
とうとう二人して2時には完全に目が覚めて、
仕方なくチェックアウトの準備を始める。



ふと枕元を見ると、ナイトテーブルにBGMのスイッチが。
しかもON になっとる。



………ちょっぴり泣けました。


           

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